【00383 広島県K様】 お客様施工レポート!

 
 

広島県三原市K邸
一戸建て住宅/2階ベランダ


◆使用商品
 ・デッキボードスクエア 米杉 アジャスター付き  20枚
 ・アジャスター 50型  80本
 ・高さ調整用木片  96X96X25  20枚
 ・ゴム片 60X60X15  25個
 ・幕板用材 米杉 3100X136X36  2枚
 ・幕板用材 米杉 4020X136X36  1枚
 ・タッチアップ塗料  希釈済 200CC  1本
 
すべてMB色
 
 
 

◆◇◆ コメント◆◇◆


新登場デッキボードスクエアの施工例!

ルーフバルコニーにも対応!のデッキボードの新タイプ、「デッキボードスクエア」をご購入いただいた 広島県Kさんの施工例です。
Kさんのホームページからほとんどそのまま掲載させていただきました。

デッキボードスクエアを敷いたことによって、得られた幸せも語ってくださいました。
それではKさんの気合の入った施工例をどうぞご覧ください!



◇◆◇ 施工事例・写真館 ◇◆◇


まずは、施工前の状況です。
床面はコンクリートに防水処理を施しただけの殺風景な場所です。広さだけは十分あるのですが、子供を遊ばせるには床面が硬すぎて危険すぎました。人工芝を敷いたり、安物のウッドパネルなどを敷いたりしていましたが、前者は掃除が面倒、後者は安定感、耐久性に問題がありました。

そんなこんなで特に手入れもせず、日曜大工か洗濯物を干すくらいにしか使っていませんでしたから、このような雑然とした状態になっています。

子供も大きくなってきたこともあり、折角のスペース有効利用したいということで、今回のウッドデッキ発注を決意しました。
最初開封してみてまずびっくりしたのが、これらのパーツでした。当初のご連絡では「高さを合わせるための木片を入れておきます」と伺っていましたので、本当にただの木切れが入っていると思っていたのです。 ところが、ちゃんとゴムのゲタが履かせてあって、水はけのことも考えてあります。ゴム板の方も同様に水はけの良さそうな構造になっていて、この辺の気遣いはさすがだなと思いました。 あと、軍手のサービスもグッドでした。この手の作業には絶対必要になりますから、こういった心遣いは本当にありがたいです。

そんなこんなで特に手入れもせず、日曜大工か洗濯物を干すくらいにしか使っていませんでしたから、このような雑然とした状態になっています。

子供も大きくなってきたこともあり、折角のスペース有効利用したいということで、今回のウッドデッキ発注を決意しました。
夜だったので、どうしようかなと思ったのですが、我慢できずに一つ置いてみました(笑)

壁部分にきっちりと端をあわせ、出来るだけ低い位置で水平をとってみました。慎重に水平器で水平をとっていきます。最初の一枚でしたから結構気を使いました。

この一枚を仕上げたところで、真っ暗になってしまったので、あとは後日です。
二枚目を設置する時に大問題が起こってしまいました。実を言うと、一枚目の高さ設定では、二枚目の下部と段差のエッジが干渉してしまうということが分かりました。(画像ではアジャスターすぐ右の部分)
 そのまま、手前に位置をずらしても良かったのですが、壁との間が開いてしまうのは避けたかったため、アジャスターで高さを高くする方法をとることにしました。

最初からやり直しです。
というわけで、やり直しです。折角なので長い板を使用して、より水平が出やすいようにしました。
問題の二枚目も高さ調整の甲斐あってぴったり収まりました。縦横それから2枚合わせての水平などもとっていきます。このやり方が正しいのかどうかはわかりませんが・・・

当て木をして、正確にスクエアのエッジを揃えることもしました。
ようやく一列設置完了です。当初の予想よりかなりの時間がかかってしまいました。自分の不器用さを少々恨みながらも、子供の喜ぶ顔みたさにがんばって作業を続けることに。
ローアングルから撮ってみました。なんの参考にもならないかもしれませんが、大よその高さはこんなものです。ほぼ水平はでているようで、見た目には大きな凹凸などはありませんでした。
説明書どおり次は縦方向の設置にとりかかります。ここでもちょっとした問題が発生しました。水平をとっていて発覚したのですが、床面が水はけをよくするために手前に向かうにつれて低くなっていたのです。

ある程度予想はしていたのですが、最初の高さ設定を高めにしているため、いただいた木片&ゴム板が足りるかどうか不安になってきました。

次に幕板の設置に移ります。まずは設置部分に仮置きをしてみます。
メールでお話したとおり、段差部分と幕板が干渉して画像のようになります。
というわけで、当初の予定通り適当にカットしました。念のためカット面にいただいたタッチアップ塗料を塗ってみました。
幕板の固定は、たまたま残っていた2バイ材用のネジを使用しました。
縦部分の完成です。やはり幕板をつけるだけで、見た目にもカチっとしてスマートになりました。
ここまでかなりの時間がかかってしまいましたが、ここからは早かったです。慣れのせいもありますが、縦横がある程度固定されたせいなんでしょうね。

二列目も完成です。
三列目も完成し、あと一息で全て敷き終わります。肉体労働を普段しないので、体力もそろそろ限界になりつつあります。一つ約20kgのスクエアを持ちながら二階まで何往復したことか・・・。一人でもいいですが、やはり手伝いの人がもう一人いるとずいぶん楽ですね。
スクエア全て設置完了しました!懸念していたとおり、下にかませる木片が足らなくなってしまったので、本当の木ギレを適当にカットし、タッチアップペイントを施して下に噛ませました。

画像でいうと、左下から右上になるに従い徐々に床面が低くなっています。設置したデッキ自体は水平にしましたので、右上の脚は結構高くなっています。
次の問題は長辺側の幕板の固定。ラティスとかなり近くなるので、ドライバーが届きません。そこで、たまたま持っていたL字のアダプタを利用することにしました。

あらかじめ、ある程度までネジを幕板にねじ込んでおき、できるだけラティスと余裕を持たせてみました。これで、ギリギリスペースを確保できました。
固定が完了しました。

もう一方の幕板は、最初の時と同様に適当にカットし合わせました。
ようやく全て完成しました!もう、クタクタでしたが、達成感と満足感で一杯でした。しかも、ここまでいいものとは思っていなかったので、その喜びもひとしおです。

後方が雑然としていますが、もう片付ける余力がありませんでした。ご容赦ください。

製作時間は正味8時間ほど。何度も失敗しましたので、こういうことに慣れた方なら半分くらいの時間でできるでしょうか。私は都合上どうしてもこの日までに完成させないといけなかったので、根をつめてやりましたが、プロセスも楽しみたいなら数回に分けて作業するか、友人を呼んで手伝ってもらうべきですね。
最後に各箇所の確認をしてみました。

まずは、壁面とデッキの隙間ですが、1cm〜1.5cmといったところ。満足いく結果になりました。
高低差の確認をしてみます。こちらが一番壁側(最初に設置したスクエア)の調整具合です。本来なら反対の壁側が一番低い調整にしてあるのでそちらを撮影したかったのですが、残念ながらアングル的に撮影できそうになかったので断念しました。
ここが最高部の調整値です。アジャスタいっぱい+自作木片+ゴム板+木片という三段重ねです。ゴムを真ん中にはさんだのは自作木片の水はけを考慮してのことです。
スクエア同士の接合具合です。撮影した部分が最も隙間の誤差が大きなところ。水平をとりながら慎重に設置したつもりでしたが、なにせ素人仕事でしかも突貫工事。この位の誤差は我慢しないといけないかもしれません。

とはいえ、使用上何か不都合があるかというとそんなことは全くなく、普段見た目に気になることもありません。問題ナシです。
ご覧のとおりの有様でした。

整理をしてないというのが大きいですが、床面があまりにもな状態だったので、あまり手を入れる気にならず、放置していました。

あまり人にお見せできる場所でもなく、友人を招いたりしてもカーテンを下ろしたりしていました。
様子は一変したといっていいと思います。

プロ級の仕上がりとは行きませんが、自分であれやこれや考えながら製作を楽しめました。

デッキの設置作業自体は決して楽に出来るものではありませんが(特に運搬)、DIYやものづくりが好きな人にとっては心地よい労働になるはずです。

部屋を出て正面(画面右)に家庭菜園兼花壇を設置しました。外に目を向けるといつでもその姿を楽しめますし、気づいた時にそのまま靴を履かずに水をやれるというのがとても楽です。子供も毎日水遣りを楽しみにしてます。

因みに手前のスノコは量販店で買ったものに防腐塗料を塗っただけのものです。主に子供が落下した時に衝撃を和らげるため設置しました。柵をつけると開放感が犠牲になりそうだったので・・・
Kさん
ひとつだけ質問があります。雨がふってこのような色むらが出来てしまいました(茶色っぽい斑点は私のミスでついたものですのでご心配なく)。これを薄くするまたは消す方法などはあるでしょうか?使用上特別問題もないので、なおらなければそれでいいのですが、もしよい方法があればお教えください。

店長
しみについてですが、特別なにかのシミということでなければ木の樹脂分という ことが考えられます。
米杉は腐りにくい木ですが、この樹脂成分が多いというのも理由のひとつ。
塗装してある場合は樹脂分のシミというのはあまり出ないのですが、無塗装の場 合は良く出ます。
これはだんだん薄くなってくると思います。
雨が染み込むたびにだんだん拡散して目立たなくなると思うのですが。
しばらく様子を見ていただいても品質には問題ありません。

または、メンテナンス用の塗料を塗布して少し放置し、ふき取ってみてください。
ひょっとしたら薄くなるかもしれません。

  実は、デッキが出来て後、こんなことがありました。

 ある夜のこと。おフロを出て何気なく外を見ると月が出ていたので、デッキに出てみることにしました。
 普段なら大して気にもしませんが、たまたまその日は曇天で月が出たり傘をかぶったりと刻々と変化があったのです。
そこで、二歳半になる娘を呼んで「お月様がでとるよ」と声を掛けてみると、意外に新鮮だったのか興味津々でした。

しばらく立ったまま見ていたのですが、折角のウッドデッキだからということで、部屋から枕を持っていって二人でごろりと横になることにしました。ちょうどその日は春にしては暖かく、パジャマのままでも湯冷めしないほどの心地よい風。
「お月様かくれたねえ」「あ、また出てきた」などと特別綺麗でもない曇った夜空を見ながらしばらく話をしていたのですが、いつの間にやら娘はそのままスヤスヤと眠ってしまいました。

その時、なんというか今までにない幸福感を感じたのです。上手く言葉には表せませんが、今までに感じたことのない感覚でした。
「高かったけど、これだけで元がとれたかも(笑)」としばらくそのまま横になっていたのを思い出します。

今でも、時々休みの時にはデッキでゴロリと横になって空を眺めます。一人で眺めれば心が和みますし、娘と二人ならゆっくりと会話もできます。嫁は・・・忙しいみたいなのでまだ寝てません(笑)本当にいい買い物をさせていただいたと感謝しております。
ありがとうございました!
 

woodpro店長より


本当にありがとうございます。
こういった生の声が一番参考になります。

デッキに寝転んで月を見られたとこと。
結構幸せというのは身近にあるものですね。
弊社のデッキが多少なりともお役に立てたかな、と思い、私もちょっと幸せにな りました。
確かに宝くじに当たって幸せ、とかいう特別なものもあるでしょうが、一番大切 なのは、日常の幸せに気付くことなんでしょうね。
デッキの上で、またK様のご家族も物語が展開されると思うと、私もワクワク します。

今後ともよろしくお願いいたします。