塗装の方法

よりきれいに より長くお使いいただくために・・・

「メンテナンス」って聞いただけでアレルギー反応を示される方もいらっしゃるようですが、愛車にワックスをかけるように、メンテナンス(維持管理)は大事な要素です。

車のワックスも今ではいろいろなタイプがありますね。
同様に、塗りかえメンテナンスといっても使用する塗料や塗る対象によって、扱いやすさにはかなりの格差があります。
一般に木製品への塗装って、かなり専門的なイメージがありますが、こと水性ステイン塗料を使用したベランダデッキに関しては、その常識をくつがえします。

「百聞は一見に如かず!」本ページをご覧になってからご判断ください。
これなら ちょっと頑張る気持ちがあれば大丈夫! ポイントは『楽しむこと』です。


 

現 場:

広島県広島市 店長代理宅ベランダ

使用商品: ウッドブロック国産杉 DB(ダークブラウン)色
Design:アクセント4
現場状況: 雨ざらし&直射日光サンサン
経過年数 約3年
 
 


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手前が出入り口なので劣化が進んでいます。
本当はこうなる前にメンテナンスが
必要なんですが・・・(^^ゞ
見事よみがえりました! 
あんなにひどくなるまで放置していたので
どうなることかと思いましたが、ビックリです。


 塗装に入る前にチェック!

天気はいいか?
 → ○晴れ △曇り ×雨 → 完全に乾燥しないうちに雨が降ると色むらになっちゃいます (>_<)
デッキの表面が乾いているか? 
 → 鉢植えを移動中に思わず水をこぼすなんてことはよくあります (T_T) これも色むらの原因に・・・
デッキの表面にゴミや砂が付着していないか?
 → せっかくですので、きれいに落としてから塗りましょう。 よりきれいに仕上がります (^。^)
    特に汚れがひどいときは、デッキブラシなどで水洗いし、よ〜く乾かしてから塗りましょう。

■ 塗装準備編
用意するもの 
塗料を開ける前に 水性だから調合もお手軽
(1) 塗料(原液)
(2) ハケ(水性用がベスト)
(3) 塗料入れ(いわゆるペール缶)
(4) ボロ布(ウエス)
(5) 古新聞(際塗りの際に必要)

ちなみに写真の塗料入れはビール6缶パックが入っていました (^^ゞ
要は穴が開いてなきゃOKです!
よ〜く振ってください。
底にたまっている場合は、棒状のもので底をかき回して均一な濃度にしてください。
ガーデニング好きのあなたなら、例のグリーンの支柱がおすすめですよ♪
水性だから、すぐに洗えば元通りになります。
おおよその量の原液を水道水で2倍に薄めてご使用ください。
原液の倍量になることを頭に入れて調整してください。
安定した濃度を確保するためには、何かしらの容器で計量することをおすすめします。(写真はちょっと横着しました。) 
■ 実際の塗装〜基本編
まぜまぜ
塗料ダレに気をつけて いざっ!
よ〜く混ぜてください。
すぐに水になじみますが、水で薄めると分離・沈殿しやすくなりますのでご注意ください。
ちょっと時間が経つと塗料の表面が白っぽい感じになりますので、その都度はけで混ぜながら使用しましょう。
ハケにたっぷりと塗料を含ませて・・・いざ!
気合十分はいいのですが、塗料だれをよ〜く切ってから塗装してください。
これの繰り返し作業となります。 
下にこぼすと厄介なので、最初のうちは控えめな量で試してみてください。
板の目に添って一枚ずつていねいに塗ってください。
板を横断して塗ると隙間部分に塗料が流れ落ちてしまいますので気をつけてください。
板幅よりも小さい幅のハケを使用することをおすすめします。
一枚 一枚ていねいに
調子上がってきました! 完成!
手首を返しながら右へ左へ一気に塗りこんでいってください。
一枚単位でムラにならないよう重ね塗りしてください。
塗料の特性もあり、一般的な内装用のウレタン系塗料と違って色ムラが出にくいのが特徴です。 お試しあれ!

かれこれ20枚近くも塗ると調子に乗ってきます。
見る見るきれいになっていくので、気分も最高ですね。
塗料は低臭タイプの健康型ステイン塗料ですので、ノーマスクでも安全、安心してご利用いただけます。

さぁ、あと一息で完成です!
ガンバ!!!

奥行き1.8m×間口2.7m=4.9m2
約5平方メートルのベランダで約1時間が標準的なところでしょうか?

日当たりと風通しの良し悪しで格差がありますが、早ければ1時間、遅くとも3時間もあれば使用できます。
■ 実際の塗装〜応用編
 
壁際の塗装
【自称ハケ塗り中級以上の方】
壁際の塗装
【初めての方】
 
この方法はお店としてはおすすめできません。
間違って壁に塗料をつけても自己責任で解決してくださいね。
壁面との距離がこのようにきわめて近い場合はかなり神経使います。 
んでもって、案の定やっちまいました (T_T)
どの本見ても教科書はこうでしょう! こういうところは、しっかり対策をしておく必要があります。
備えあれば憂いなしです!
ここでは、古新聞を折って隙間に差し込んで使ってます。
これなら際部分も思い切って(タレない程度に!)攻められますね。
 
■ 実際の塗装〜補修編
やっちまいました (T_T)
水性でよかった (^。^) 不幸中の幸いでした!
アハ 案の定ってヤツですね!
でも・・・心配ご無用!!
水性塗料だから、乾く前に拭き取ってしまえばOKです!!!

水性だから、乾燥前ならカンタンにとれます。
本当にお手軽なんです!
油性だったらシンナーでふき取らなきゃいけません (>_<)

どうです! きれいにとれました!
でも、これは壁の素材によってはなかなかこうはいきませんので注意が必要です。
コンクリート壁の場合は、塗料がなかに染み込んでいきますのでやっかいです。 やっぱり、ちゃんと養生しておいた方がいいですね。