施工手順・目隠しフェンス編
部材について │施工手順│施工事例お見積り

Woody Exterior WOODFENCE

施工手順 目隠しフェンス

【1】水平の基準を決める
【2】基準に合わせて、柱に印をつける
【3柱とフェンスを固定する
【4】穴を掘る
【5】2つ目の穴を掘る
【6】1枚目のフェンスを立てる
【7】2枚目のフェンスと柱を固定する
【8】3つ目の穴を掘る
09】2枚目のフェンスを取り付ける
【10】つづけてフェンスを立てる
【11】セメントを練る
【12】練ったセメントを穴に入れる
【13】フェンスの並びがまっすぐかどうかを
    再度確認する

【14】笠木を取り付ける
【15】出来上がり

1 水平の基準を決める。
フェンスを水平に施工するために、基準となる高さを決めます。
ブロックなどの既にレベルのでているものがある場合は、それを基準にします。
基準になるものがない場合は、透明のホースでレベルを出し、水糸をはります。
手順1
水糸・・・水平の基準に張る糸で、細く切れにくいのが特徴です。
一般的に黄色で、ホームセンターに売っています。(200円〜300円)

2 基準に合わせて、柱に印をつける。
ブロックの上端や、水糸などの水平の基準が決まったら、
柱に基準位置の印をつけます。
フェンスの高さが1500ミリで、基準位置が400ミリの場合、
柱の上から1100ミリの位置に印をつけます。
手順2
穴の深さが十分とれない場合は、ブロックなどへのアングル固定が必要です。
柱背面に、ブロックの上面にあわせてアングルを取り付けてください。

3 柱とフェンスを固定する。
一枚目のフェンスの両側に柱を取り付けます。柱には、エンド用、中柱、コーナー用がありますので、つける位置を間違わないよう注意してください。

コーナーのある場合は、コーナーを基準にして施工してください。
手順3
固定方法:
フェンスを柱の溝にはめ込み、目隠しフェンスの場合は、縦桟、格子については枠の溝の中からビス固定します。
その時、柱の上端と、フェンスの上端をよくあわせてください。
固定方法

4 穴を掘る。
1つ目の穴を必要深さまで掘ります。
穴掘りには、ホームセンターでも売っている「穴掘り器」が便利です。(4000円くらい)
スコップで深い穴を掘ると、穴が大きくなりすぎ、セメントが大量に必要になる上、作業もしにくくなります。

残っている柱を掘った穴に入れ、【1】で決めた基準高さと【2】でつけた印の高さがあうように調整してください。

手順4
標準的な穴の深さは、
H=1500ミリタイプで400ミリ
H=1800ミリタイプで450〜500ミリです。

5

2つ目の穴を掘る。
柱の間隔にあわせて、【4】の要領で2つ目の穴を掘ります。
2つ目の穴は、1つ目の穴とまっすぐになるように注意します。
ブロックなどがある場合は、ブロックからの距離が同じになるよう調整します。
手順5
ラインがまっすぐになるように穴をほる。
ブロックなどがある場合は、同じ距離になるように調整。
ブロックなどの基準になるものがない場合には、水糸などをまっすぐにはって基準にします。
手順5

6

1枚目のフェンスを立てる。 ▲UP
【4】【5】で掘った穴に1枚目のフェンスを立て、垂直を確認しながら、基準位置をあわせます。
高さの微調整は、柱の先端をハンマーでたたく、あるいは、柱を浮かして土を入れるなどの作業で行います。
柱の垂直は、住宅の壁面などと柱が平行に立っているかどうかでもおおよそあわせることができます。

手順6手順6
→柱の垂直、ブロックからの距離が調整できたら、大きめの石で足元を固定します。 手順6

7 2枚目のフェンスと柱を固定する。
2枚目のフェンスと柱を、【3】の要領で固定します。
柱を地面に寝かせて固定すれば楽に固定できます。
手順7
あとすこし!がんばって!!
8 3つ目の穴を掘る。
2枚目のフェンスの幅に合わせて、3つ目の穴を掘ります。
フェンス幅1380ミリがレギュラー品ですが、その場合の柱の芯-芯寸法は、1425ミリになります。その他の幅のフェンスはフェンス幅に45ミリを足したものが、芯-芯寸法になります。

穴を掘る場合の注意は、【4】【5】と同様です。
 
手順8

9 2枚目のフェンスを取り付ける。
2枚目のフェンスの柱を3つ目の穴に入れ、フェンスを既に立ててある柱の溝にはめ込みます。
上端を合わせて、フェンスが溝にはまっているのを確認したら、【3】の要領で、フェンスの縦桟(枠の溝)から柱に向かってビス固定します。
固定したら、【6】の要領で垂直を確認し、足元を固定します。
手順9

10 つづけてフェンスを立てる。
【7】【8】【9】の要領で、作業を繰り返し、フェンスを最後まで立てます。
コーナーのある場合は、コーナーを基準に施工していきますが、柱の取り付け方向が逆になりますので注意してください。

11
セメントを練る。 ▲UP
セメントを必要量練ります。
セメントと、砂、砂利の割合は1:3:2程度です。
必要量の目安は、深さ40cm程度の穴で、
セメント1.5kg、砂5kg、砂利3kgですので、
穴の数にあわせてホームセンターなどで購入してください。

■セメントの練り方

1・セメントと砂を1:3の割合で容器 (専用のフネを
  売っています)に入れ、よく混ぜます。

2・水を加減しながら加え、適当な状態になるまで練ります。
 固さは、練ったセメントを容器の端に集めたとき、
  ゆっくりと広がる程度です。

3・砂利を加えさらに練ります。
  砂利の量は、砂の2/3程度が目安です。
手順11

12 練ったセメントを穴に入れる。
垂直を再度確認しながら、練ったセメントを穴に入れていきます。
セメントが固まるまで、柱が動きやすいので、穴の上の方にも石を挟むなども効果的です。
セメントが下まで詰まるよう、棒状のものでよくつついてください。

※柱は、防腐剤を強制注入していますが、より長持ちさせるため、型枠を組むか、
地面から上に傾斜をつけて地面と柱が直接触れないように施工することをお勧めします。
手順12 または 手順12 セメントに傾斜をつけ、
水切れをよく
する。

13 フェンスの並びがまっすぐかどうかを再度確認する。
セメントが固まると柱を動かせなくなるため、再度フェンスのならびに不自然なところがないかを確認します。


■確認のポイント
手順13
 フェンスの上面が水平に並んでいるかどうか。
 →周囲にフェンスと平行に並んでいるものがあれば、それと見比べる。

 柱の並びがまっすぐかどうか
 →柱が接近してみえるよう、なるべく横から眺めてみる。


手順13
手順13

14 笠木を取り付ける。
柱の上に笠木を置き、笠木の上面から柱に向かってビス固定します。
継ぎ目や、コーナーはなどはビスによって材料が割れることがあるので、3ミリ径程度の木工ドリルで下穴をあけるか、
細いビス(先割れスリムビスなど)をもみこんでから、同じ位置にビス打ちすると割れにくくなります。
手順14

15 出来上がり。
セメントが完全に硬化するまで、一週間程度かかります。
それまでは、なるべくフェンスに衝撃を与えないようにしてください。